よくあるご質問

2017.05.12更新

例えば下記の写真のように下の奥から2番目の歯(第一大臼歯)を抜いたまま

で放置した場合近心傾斜(手前の欠損側に歯が倒れ込むことです)を起こす

場合があります。

近心傾斜

もしくは欠損した咬み合わせる側の歯が挺出(欠損した側に出てくること)

を起こす場合があります。

そうなることで咬み合わせが悪くなったりあとで欠損部にブリッジや

義歯(入れ歯)を作製したりインプラントを埋入する際に難しくなって

しまう場合がございます。

スペースを作るために部分矯正が必要になったりする場合もあります。

全てそうなる訳ではありませんが周囲の歯や歯周病などの状況で上記のように

なる場合がありますので担当医とお話ししてなるべく欠損部には歯を入れた

ほうがよいと思われます。

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.05.02更新

親知らず(親不知)とは歯の中心(前歯の真ん中)から数えて8番目の歯の

ことを言います。

神経があるのは下顎で親知らずの近くには下歯槽神経という神経が走行して

います。あと下歯槽動脈、静脈も走行しています。

親知らずの生え方は様々ですが下歯槽神経は親知らずの根の先(根尖)に

近接していることが多く抜歯の際傷つけないように注意する必要があります。

親知らず1

①横に生えている親知らずの根の先にある2本の白い線が下歯槽神経です

親知らず

②このケースではレントゲン上では歯と神経が完全に重なって見えています

 

レントゲン上では親知らずの根の先と神経が重なって見えていても実際は

重なっていない場合もありますが正確な位置を把握するにはCT撮影を

行わなければなりません。

下歯槽神経とは知覚をつかさどる神経です。

もしも抜歯の際の力で同神経を圧迫したり傷つけてしまった場合に出る障害と

しては抜歯した側の口唇~頤(オトガイ)部にかけての知覚鈍麻や麻痺など

があります。

わかりやすく言えば麻酔をしたあとの痺れのような感じが続いてご飯粒が

唇に付いてもわかりにくいような感覚でしょうか。

そのようなリスクがあるので神経に親知らずが近接している場合はしっかり精査

をしてから抜歯する必要があります。

※安全に抜歯するために当院ではこのような神経が近接したケースでは近隣の

 口腔外科をご紹介させていただく場合がございます。

 

 

 

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.04.24更新

義歯(入れ歯)をご希望の方で聞かれる質問として多いのは型を採ったら

すぐに次回完成ですか?と質問です。

義歯には作製する手順があり型を採ってから数回来院していただくことに

なっております。

簡単な手順としては

①お口の状態の診察

②義歯の簡単な型採り

③義歯の精密な型取り(専用トレーにて)

④咬み合わせの採得

⑤試適

⑥完成

①、②は一緒になることも多いですがそれでも最短でも完成まで5回は

掛かることになります。ちなみに保険外やかみ合わせが難しい場合など

は数回来院回数が増える場合もございます。

時々「前まで通っていた医院では入れ歯は2~3回の通院で出来た」と言われる

患者さんもおられますが私の考えとしましては型どりを1回で終わらせ

たり試適をしなかったりなど省略すればやはり精度は落ちます。

精度が落ちるということは結果的に調整などで来院する回数が増えてしまう

可能性もございますのでご理解いただければと思います。

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.04.17更新

考えられる状態としては歯周病などが原因で起こるフレアーアウトという状態

かもしれません。

歯周病が原因で歯を支えている周囲の骨(歯槽骨)が吸収し弱くなり下の歯に

突き上げられることで上の前歯が前方に出てきたり開いて歯と歯の間に隙間

が生じてきたり、奥歯が欠損しているケースで前歯噛みになり前歯に負担が

掛かりこのような状態になることがあります。

歯が長く感じるのは歯周病により周囲の骨が下がり一緒に歯茎も下がる為根の

部分が露出してきてそう見える可能性があります。

歯科医院を受診して状態を調べてもらい検査及び処置を受けたほうがよいかも

しれません。

 

 

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.04.16更新

妊娠中の歯科治療ですが基本的には安定期(妊娠中期)が妊婦の体が安定して

いるので適しています。

しかし妊娠中だからという理由や安定期を過ぎているので応急処置しか

しないということもあるようです。

確かに妊娠中に抜歯や大きい処置などを積極的に行うのはお勧めできませんが

強い痛みが出ている場合やこれから症状が強く出てきそうと予測される場合は

時期にこだわらず治療を行うこともあります。

もちろん状態確認の為レントゲン撮影もする場合もございますが防護エプロン

を着ていただいた上でレントゲンを部分のもので撮影をすればほとんど影響は

ないと思われます。

たしかにリスクも0ではありませんが安定期の前後でも妊婦の体調が安定して

いれば簡単な処置は可能と考えます。

痛みを我慢してストレスを抱えたり寝不足など生活のリズムを崩してしまう

ことのほうが良くないと考えます。

なので妊娠後期だからといって治療が全く不可ということはないかと思います

ので早めの歯科受診をお勧め致します。

 

 

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.04.12更新

部分義歯(入れ歯)に付いています歯に掛ける金属製のバネ(クラスプ

と言います)ですが結構繊細にできており調整の仕方を誤るとすぐに

変形や破折を起こしてしまい逆に適合が悪くなってしまう恐れがあり

ます。

クラスプ

 なのでもしも緩くなってきた場合などはご自分で工具などで調整したりせず

必ず歯科医院を受診して歯科医師に調整を行ってもらってください。

 

※時々義歯(入れ歯)の内面や側面などをご自分でヤスリなどで調整

 される方もいらっしゃいますが傷がついてしまったり脆くなってしまい

 劣化などの原因になったりする場合もございますので同様に必ず調整

 は歯科医院を受診して行ってもらってください。

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.04.08更新

保険にはルールが定められており義歯作製後6か月は新製ができません。

他院で作製した場合も同様です

よって前回義歯を製作し装着した日から6カ月経ってから新製可能と

なります。

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.04.07更新

下唇にできる水疱状のものは粘液嚢胞(ねんえきのうほう)と呼ばれ子供に

多く見られます。

唇の中には唾液を出す小唾液腺という組織がありますが何らかの原因

で傷つき唾液腺からの分泌が上手くされずに周囲組織に溜まってしまう場合

がありそれが半球状にふくれてしまうことがあります。

mucocele

原因としては口唇をぶつけたり咬んでしまったことから発生すること

が多いようです。

特徴としては潰れやすく、潰れた場合は粘液が排出されますがまたしばらく

すると再びふくれてきてしまうことがあります。

けっして悪いものではありませんが再発を繰り返す場合は切開して嚢胞と

周囲の小唾液腺を一緒に摘出します。

気になる場合は歯科医院もしくは口腔外科でチェックを受けたほうが良いと思います。

 

 

 

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.04.04更新

睡眠時の歯ぎしりで掛かる力は普段の数倍の力が掛かると言われています。

歯ぎしりの音は様々ですが普段意識下で歯をこすり合わせても出ないような

音(ギリギリ、カキンカキンなど)が出るくらいの力が掛かっています。

そのぐらい強い力が長い期間掛かり続ければ歯が削れたり顎関節や周囲

の筋肉に負担を掛けてしまいます。

予防方法としては就寝時にマウスピース(ナイトガード)を装着して歯への

負担を減らす方法や自己暗示法などがあります。

マウスピース(ナイトガード)は歯科医院にて健康保険適用で作製する

ことができます。

 

<歯ぎしり(ブラキシズム)の特徴>

・歯が削れてフラットになっている。

・歯の歯茎寄りの側面が削れている。

・下顎骨隆起、口蓋隆起にみられる骨の発達

・咬筋が発達しエラが張ったように見える

・歯や詰め物が欠けやすい

 

 

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.04.03更新

前歯が1本だけ変色している方が時々おられます。

原因として過去に外傷(転倒)などで前歯をぶつけ歯の神経へ供給されている

血液が遮断され歯の神経が徐々に壊死して変色を起こすケースや神経の治療の

際の神経の組織の残渣などが挙げられます。

変色歯

右上1番目の歯に変色が認められます

このようなケースは通常のホワイトニングで歯を白くすることは困難です。

ウォーキングブリーチ法(失活歯漂白)という方法で裏側から漂白する

薬剤を入れ1~2週間に一回ぐらい薬剤を数回交換し歯の色を白くして

いく方法がございます。

注意点としては漂白の回数は個人差があり健全な歯と比べて数回漂白を

行っても色の差が出てしまう場合がございます。

歯の変色が強いケースやすでに詰め物が広い範囲で行われている場合は

困難な場合がございます。

ウォーキングブリーチを行う条件としましてはレントゲン撮影を行い

きちんと根管治療(根の治療)が行われておりしっかりと根充材が

入っていることとなります。

もしも根管治療が行われていなかったりしっかりと根管治療が行われて

いない場合は根管治療を先に行ってからとなります。

気になる場合はまずはご相談ください。

※ウォーキングブリーチ法は保険外治療となります。

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

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